【スモールビジネス講座】「ちょい人気者」のTwitter戦略

【スモールビジネス講座】「ちょい人気者」のTwitter戦略 スモールビジネスのマーケティング戦略
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スモールビジネスにおいては、無料で利用できるSNSでの発信は欠かせません。
特に、即時性があり、タイムリーな投稿が可能なTwitterは、「ちょい人気者」とは相性のよいSNSメディアです。
「すごい人気者」のような影響力の強いアカウントは簡単にはつくれませんが、一部の人たちに人気のあるニッチなアカウントであれば、(地道に頑張れば)つくることは可能です。

また、Twitterは拡散力が高いため、火がつくと一気に広まることがあります。
一般の人たちに拡散させることは大変難しいですが、ニッチなジャンルでは何かのきっかけで話題になるかもしれません。
その界隈の人たちの中で”ちょっとだけ話題になるアカウント”を目指すのが、ちょい人気者流です。

Twitterにおける戦略

何事も戦略が一番重要です。
Twitterにおいても、どういった戦略でアカウント運営するのかが大切です。

「ちょい人気者」を目指すのに重要なTwitter戦略は4つです。

  • 継続的にコツコツ発信する
  • 自分が得意なジャンルに絞り込む
  • キャンペーン企画を行う
  • (可能であれば)Twitter広告を使ってみる

TwitterはSNSの中でも非常にタイムリーで、次々に新しい投稿がつぶやかれています。
日本のSNSの中では最も利用者が多く、5,000万人ほどが使用しています。

「Twitterのアクティブユーザーは〇才が多い」「他のSNSより〇〇な商材の方が合っている」といったことがよく聞かれます。
たしかにそうなのですが、私たちが狙うのは「ニッチなジャンルの、わずかな人たちの中で人気者になること」です。

5,000万人も利用者がいれば、どのジャンルでもユーザーはいます。
Twitterは10代、20代のユーザーが多いと言われますが、それでも60代の利用者は500万人もいます(もちろん、みんながアクティブユーザーではないですが)。
それであれば、Twitterが良い、Instagramが良いという話よりも、いかにそのニッチなジャンルで話題になるかの方が重要です。

ただし、「とにかくタイムリーであること」、「140文字のテキストが基本であること」は特性として押さえておく必要があります。

  • 戦略が1番重要
  • ニッチなジャンルで人気もになる
  • タイムリーで140文字が基本であることは知っておく

Twitterで継続的な発信をするコツ

「毎日3回投稿する」「ジャンルによって時間帯を調節する」「バラエティに富んだ投稿をする」、どれも正しいです。
しかし、そんな制約の元に、何か月、何年と継続できるでしょうか?
たぶん大半の人は、半年もしないうちに嫌になるはずです。
人間の脳は、ただ頑張るだけでは、3ヶ月しか継続できないようにできているからです。

なので、目標やルールを決めて、投稿を習慣化する必要があります
とにかく、まずはタイミングを決めて、必ずツイートすることです。
おおむね、3週間継続できれば習慣化されると言われています(インキュベートの法則)。
細かな回数も時間帯も、とりあえずは横においておきましょう。
ただし、1日に1回はツイートした方が良いです。

そして、しばらく継続するとネタがなくなり苦しくなります
そこを乗り越えられるかどうかは、継続するために重要な分岐点です。

投稿を継続することは重要ですが、投稿内容の軸はある程度考えておく必要があります。
すでに人気者であれば、日常的なツイートや自分の意見を述べるだけでも興味を持たれます。
しかし、人気者でもなんでもない人のツイートなど、誰も気にも留めません。
なので、発信を継続することと、何について発信をするのか軸を持っておく必要があります。

  • ルールを決めて投稿を継続する
  • 3週間だけ頑張る
  • 投稿内容は軸を決める

Twitterの投稿アイデア

投稿のアイデアとしては、

  • 自分のビジネスについて感じたことや想い
  • 世の中の出来事に対しての、自分の考え
    (必ず自身のビジネスと関連づけましょう)
  • 定期的なタイミング(同じ時間や同じ曜日)で、続きになっているもの
  • 写真をつける
    (意味のないご飯の写真とかはやめましょう)
  • オリジナルのハッシュタグをつける
    (事前にTwitterで検索してみるのがよいです)

などがあります。
必ず自分の得意なジャンルの話題に絞りましょう

重要なのは、あなたの個性

Twitter運営でもっとも重要なもの、それはあなたの個性です。
どれだけ没個性の投稿を行っても、ちょい人気者にはなれません。
たくさんの人に共感をしてもらうことも簡単ではありません。
でも、とがったツイートに対しては、少数ですが関心を示す人が出てきます
何せ、5,000万人もいるのですから。
ただし、他のユーザーを尊重する姿勢は、常に心がけましょう

Twitterでやってはいけないこと

逆に、やってはいけないことは、

  • 単純な宣伝投稿
  • 同じ投稿を無分別に繰り返す
  • 手当たり次第フォロー、リツイートする
  • (意味のない)自動生成の投稿

などがあります。

場を荒らしたり、他人に迷惑をかけるユーザーは嫌がられます
Twitterはオンライン上ではあるものの、コミュニティです。
自分勝手な人が、職場やサークルで嫌がられるのと同じです。

他の人がどう思うかは自由で、それを貶めるようなことはしない。でも、私はこう思う。
その想いを乗せて投稿することが重要です。

Twitterキャンペーン施策

Twitter上では様々なキャンペーン施策が行われていますが、そのパターンはある程度決まっています。
次の10個が主なキャンペーンパターンです。
余裕が出てきたら、個性的なキャンペーンを考えてみるのもありです。

ハッシュタグキャンペーン

1番有名なキャンペーン形式です。特定のハッシュタグを使ってユーザーに参加を呼びかけ、そのテーマに関連するツイートを集めます。
ユーザーは指定されたハッシュタグを使って投稿し、関連するコンテンツを共有します。

リツイート&フォローキャンペーン

これもよくあるパターンです。
ツイートをリツイートして、アカウントをフォローすることで、賞品や特典がもらえます。
SNSアカウントのフォロワー数を増やすために使用されます。

クイズキャンペーン

クイズを出題し、その答えをユーザーにツイートしてもらうものです。
わかりやすい正解があるものや、逆に正解がなくユーザーの創造性をかきたてるクイズなどが考えられます。正答者や想像的なツイートをしたユーザーに賞品などをプレゼントすることが一般的です。

インフルエンサーコラボキャンペーン

インフルエンサーや有名人とコラボして、その影響力を使って、商品を宣伝します。
インフルエンサーに、特定のハッシュタグやコンテンツをシェアしてもらうことで、ブランドの認知度を向上させます。

プロモーションコードキャンペーン

特定のプロモーションコードをツイートし、そのコードを使用することで割引や特典が得られるキャンペーンです。
特定の商品やサービスの売上を促進するために使用されます。

寄付キャンペーン

ユーザーに特定の慈善団体や社会的な問題への寄付を募るキャンペーンです。
寄付を行ったユーザーには感謝の意を示すコンテンツや特典を提供することもあります。

新商品リリースキャンペーン

新しい商品やサービスの発売を告知し、ユーザーの関心を引きつけるキャンペーンです。
商品の特徴や利点をツイートで紹介し、購買意欲を高めます。

ユーザー生成コンテンツキャンペーン

何らかのテーマを提示し、それに従ってユーザーが生成したコンテンツ(写真、ビデオ、ストーリーなど)をツイートしてもらうキャンペーンです。

季節イベントキャンペーン

ホリデーシーズンや特定の季節に合わせてキャンペーンを実施し、季節に関連するコンテンツや特典を提供します。

フラッシュセールキャンペーン

限られた時間や数量で特別な割引やオファーを提供するキャンペーンです。
ユーザーに即時の行動を促すことが目的です。

Twitter広告の活用

スモールビジネスでは難しい面もありますが、SNSアカウントの成長を促進するために、Twitter広告を活用するのもありです。
Twitter広告には、フォロワーを獲得するための配信メニューが準備されています。
おおむね、100円~1000円くらいで、1フォロワーを獲得することができます。
広告予算が確保できるのであれば、Twitter広告をやってみるのも良いかと思います。

なお、広告を使う場合でも、これまで解説したTwitter戦略は重要です。
あくまで拡散の手助けをしてくれるツールと考えましょう。

  • Twitterは「ちょい人気者」と相性が良い
  • 大切なのは、あなたの個性
  • 他のユーザーに絶対に迷惑をかけない
中小企業マーケター屋さん

大手広告代理店で培ったデジタルマーケティング支援の経験を活かし、現在は中小企業でマーケティングを担当しています。

日本の99%以上を占める中小企業を活性化する一助となることをミッションに掲げ、活動しています。
未開拓となっていることも多い中小企業のマーケティング領域においては、実際の現場で学んだことを交えながら、より効果の高いマーケティング情報を発信できればと考えています。

得意領域:デジタル広告、データ分析、マーケティング戦略、キャンペーン企画など

※プロフィールイラストはMicrosoft社のBingイメージクリエイターを利用して作成しています。

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