スモールビジネスをするうえで非常に有効な「ちょい人気者」になるマーケティング戦略。
その方法のひとつとして、マイクロインフルエンサーとコラボレーションする、というものがあります。
マイクロインフルエンサーとは
マイクロインフルエンサーとは次のようなひとのことです。
- ニッチなジャンルで情報発信している
- 数は少ないが、熱心なフォロワーがいる
- 専門的な知識や体験の共有をしている
- 信頼性と誠実さを持っている
- フォロワー1人1人との関係を大切にしている
- そのジャンルに情熱を持っている
マイクロインフルエンサーは、ニッチなジャンルであれば、強い影響力を持っています。
インフルエンサーと交流関係を持つことで、間接的にそのジャンルのユーザーに情報発信をすることができます。
メジャーなインフルエンサーであれば、コラボすることは難しいですが、マイクロインフルエンサーであれば、条件はゆるくなります。
お互いの条件さえ合えば、一緒に様々なキャンペーン企画を実施することは双方にメリットのあることです。
インフルエンサーに無理強いすることなく、一緒にそのジャンルを盛り上げるくらいの気持ちでやるとよいかもしれません。
コラボのメリット
マイクロインフルエンサーとコラボすることには、次のようなメリットがあります。
- ユーザーにピンポイントなアプローチができる
- お互いに相乗効果がある
- フォロワーと対話ができる
- 競合との差別化ができる
ちなみに、最近よく行われている、YouTuber同士のコラボもこれに似ています。
具体的なコラボ事例
具体的には、次のようなコラボ企画ができるかもしれません。
- 美顔器メーカーが、美容法の発信を行っているインスタグラマーとコラボして、美顔器のレビューをしてもらう
- ある地域の飲食店が、地場の農家とコラボして、自家製野菜を使った新しいメニューを開発する
- 文房具メーカーが、文房具レビューを発信しているYouTuberとコラボして、自社の文房具開発に参加してもらう
- 地域のお店情報を発信しているブロガーに、1日店長としてお店に立ってもらう
- noteで資格受験情報を発信しているライターとコラボして、座談会のスピーカーをしてもらう
- SNSアカウントを1週間ほど管理してもらい、自由に発信してもらう(テイクオーバーといいます)
- 製品のエキスパートとして、ユーザーへのアドバイス動画を共同制作する
コラボというと少し難しいですが、地元の小さなお店が他のお店や地元の人たちと一緒に何かをやっていることってありませんか?
これもコラボレーションの一種です。
「企画が思いつかない」という方もいるかもしれませんが、発想をめぐらせれば色々なコラボアイデアが出てきます。
日常的に周囲の物事を観察するようにすると、面白いアイデアが出てくるかもしれません。
また、インフルエンサーの方と一緒に考えることもひとつの手です。
コラボする際の注意点
注意点としては、そのジャンルについてこだわりを持って発信をされている方が多いため、インフルエンサーの意見や提案に耳を傾けて、一緒に何かをするという姿勢を持つことが重要です。
また、次のようなことにも注意が必要です。
- 商材のジャンルがマッチしたインフルエンサーを選定する
- 目的や条件、報酬などについてしっかり確認する(契約書にまとめる)
- ブランドのオリジナリティなどのイメージを守ってもらう
- 情報発信する際のクオリティを保ってもらう
- 違法行為をしない方を選ぶ
- フォロワーのネガティブな反応も予測しておく
- 長期的な関係を築くように誠実な態度で接する
- 著作権などの法的な部分を確認する
- インフルエンサーに一定の自由度を確保する
基本的にはインフルエンサーに対し誠実な態度で接し、ブランドイメージを壊さない範囲で自由な発信をしてもらい、長期的な信頼関係を構築していくことが大切です。
また、キャンペーンの効果測定を行ったり、様々なメディアを通じて発信することも良いアプローチです。
- ニッチジャンルではマイクロインフルエンサーとのコラボは効果あり
- インフルエンサーには必ず誠実な態度で接し、一緒に考える姿勢が重要
- 日常的に周囲の物事を観察し、企画アイデアを考えてみる
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