デジタル広告の重要性
オンラインで展開するスモールビジネスの場合、デジタル広告は欠かせません。
スモールビジネスでは、まず集客の問題が発生することが多いですが、その解決策として効果が高いのがデジタル広告です。
無料でできるという触れ込みのメディアや施策は数多くありますが、現実にはお金を出した方が手っ取り早く集客できます。
そして、オンラインでは「お金を持っている方が強い」のが現実です。
しかし、「お金を持っている人に、さらにお金が集まる」という法則もあります。
そのため、なるべく早くこの流れにビジネスを乗せる必要があります。
そうしないと、時間がただ過ぎていきます。
時間はお金では買えません。
デジタル広告の役割
デジタル広告では、商品購入を促進する効果もありますが、ブランド認知を向上させる効果もあります。
ブランド認知が向上すれば自然と集客数も増えます。
そのため、ビジネスを開始して間もない状況では、デジタル広告は非常に強力な手法です。
上手く活用すれば、想像以上の効果が見込めます。
適切なプラットフォームの選択
デジタル広告は、Google、Yahoo、Facebook、Twitterなど、ターゲットの特性とマッチするメディアを利用することが重要です。
メディアのざっくりした特性は次になります。
- Google:オールラウンド。まずは試してみたいメディア。
- Yahoo:中高年層やITリテラシーが高くない方が多め。
- Bing:Windowsをデフォルトで利用するユーザーや、海外ユーザーが強い。
- Facebook:少し堅めな人や中年以上が多い。長い文章もOK。
- Twitter:タイムリーで拡散力強め。購入にはつながりにくい商材も。
- Instagram:ビジュアルが映えるものは強い。
- LINE:幅広い年齢層のプラットフォーム。直接購入よりは間接的な顧客獲得。
- YouTube:動画訴求ができるなら強い。バナーも掲載可能。
- Amazon:Amazon内での物販に強い。
デジタル広告をやったことがない方であれば、まずはGoogle検索広告を利用してみるのがオススメです。
Google検索広告が上手くいかなかったら、他のメディアを考えるのもありです。
ターゲティングをしっかりと
デジタル広告は、どんな広告を表示させるかも重要ですが、誰に表示させるかも重要です。
りんごの通販をしたい人に、みかんの広告を出してもまったく効果はありません。
Google検索広告について言えば、広告文だけでなく、検索キーワードも重要です。
広告文はしっかり作られているのに、検索キーワードが適当で、まったく効果が出ないケースはよくあります。
まずは、自分のサービスは、どんなユーザーが購入しそうか、そのユーザーはどんなキーワードで検索しそうかを考えてみましょう。
■例:みかんの通販
たとえば、次に挙げるキーワードのうち、どれがサービスと合いそうかを考えてみます。
それぞれユーザーが求めているものは違うので、どれが正解というわけではないです。
- 「みかん 通販」
- 「みかん 通販 すぐ届く」
- 「みかん おいしい 通販」
- 「みかん お取り寄せ」
- 「みかん 食べたい お店」
- 「みかん 高級 ネット通販」
- 「みかん 明日たべたい どうすればよい」
- 「みかん りんご どっちが美味しいか」
即日配送のみかん通販であれば、「みかん 通販 すぐ届く」はすごく良いキーワードです。
検索しているユーザーは、非常に興味を持ちそうです。
逆に、「みかん りんご どっちが美味しいか」という検索キーワードでは、いくら広告を表示しても、購入には至りません。
このユーザーは、「みかんとりんごのどちらが美味しいかを議論している記事」とか、「甘味や産地の比較」とか、そのような情報を探している可能性が高いからです。
どんなに広告が表示されても、通販はしません。
このように、まずは自由にアイデアを膨らませて、たくさんキーワードを出した後に、絞り込むのが良い方法です。
広告クリエイティブの比較テスト
できれば、広告テキストは複数パターンを設定しましょう。
どちらの広告テキストがより成果につながったかを比較できます。
この、「比較をして、改善につなげる」はデジタル広告では非常に重要な作業です。
どれくらい予算が必要か
スモールビジネスで悩ましいのが、どのくらいの予算を確保するかです。
正直、ほとんど準備できないというのが現実かと思います。
あまり大きな期待はせずに、まずは1万円だけでもやってみるのがオススメです。
うまくいったら、予算を追加しましょう。
ただし、「広告テキスト」と「検索キーワード」を適当に考えて広告を出稿した場合、ほぼ成果は出ません。
少し時間をとって、しっかりと案をつくる必要があります。
その作業をやらずに失敗してしまい、「広告はやっぱりだめだ。全然うまくいかない」という結論になってしまうのはもったいないです。
デジタル広告はうまく活用すれば、非常に強力な武器になります。
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