現代では、Webを使った情報発信は非常に重要です。
多くの事業者が情報発信を行っている中で、独自性をアピールし、ユーザーに注目されることは簡単ではありません。
SNSや自社サイトのようなプラットフォームもありますが、情報発信者も多く、自社をより強くアピールするのは困難になってきています。
このような中で、「note」が注目されています。
「note」はメディアプラットフォームで、文章や画像を利用した記事投稿をすることが可能です。
また、ファンに向けた有料記事を作成したり、サブスクリプション型のコミュニティを立ち上げることも可能です。
自社に注目してくれるファンをつくり、交流を深めるのに、「note」というプラットフォームは非常に相性が良いです。
「note」の概要
「note」は、ブログのように記事投稿をできるプラットフォームです。
文章だけでなく、画像、音声、動画の投稿も可能です。
「noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。」
note公式ヘルプより
■noteの特徴、使い方、機能紹介(note公式)
https://note.com/info/n/nea1b96233fbf
noteの位置づけと特徴
noteは、「記事投稿=創作」として位置づけています。
投稿者は、どんな方でも「クリエイター」という立ち位置です。
いわゆるデザイナーのようなクリエイターでなくても、「みんなが創作をするクリエイター」であると考えています。
創作をするためのプラットフォームとして、noteには4つの特徴があります。
- 創作のための環境を整える
- 書くテーマを提案する
- 記事との出会いをふやす
- クリエイターの活躍の場をふやす
創作のための環境を整える
クリエイターが創作に集中できるように、シンプルな投稿画面になっており、ランキングも広告もありません。
編集画面と投稿後の画面がほぼ同じデザインで、細かな装飾などにエネルギーを割かなくてよいつくりになっています。
クリエイターは創作に集中し、読者は投稿を読むことに集中できる環境が整っています。
ランキングがないことで、無駄なPV獲得競争が発生しないようにもしてあり、多様なコンテンツが投稿できるように設計してあります。
気軽に情報発信をできるメディアなうえに、ほかのユーザーと交流できる機能も備わっています。
そのため、自分のサポーターとコミュニケーションをとることができます。
自社の情報を発信し、サポーターと交流するメディアとして活用可能です。
各テーマを提案する
noteでは、創作のアイデアとなるテーマを提供して、創作を後押ししています。
お題や、企業とコラボするコンテストがあり、テーマに沿って、多くのクリエイターが創作をしています。
情報発信をする際にハードルとなりがちなのが、良いテーマが思い浮かばないことがあります。
最初のハードルを超えられるよう、クリエイターの創作活動を応援しています。
記事との出会いをふやす
記事を書くクリエイターも、読者として楽しめるように、様々な記事と出会えるように工夫されています。
「おすすめタブ」という機能があり、話題の記事などを探すことができるようになっています。
また、note公式Twitterでも、注目の記事を紹介しています。
気になるクリエイターを見つけたら、「フォロー」をしてみましょう。
フォローしておくと、自分のタイムラインに記事が流れてくるようになります。
面白い記事には、「スキ」をつけることもできます。
クリエイターの活躍の場をふやす
noteには、クリエイターの活躍を後押しするように、次のようなプログラムが準備されています。
- クリエイター支援プログラム
- イベント
- コンテスト
クリエイター支援プログラム
noteは、出版社やメディアとパートナーシップを組んでおり、個性的なクリエイターを定期的に紹介しています。
これにより、クリエイターは活動の支援を受けたり、投稿記事の書籍化を実現することもできます。
イベント
イベントの開催によって、新しいクリエイターと出会ったり、創作意欲を刺激することができます。
YouTubeでアーカイブを観ることも可能です。
初コラボ!堀井美香 x ゆる言語学ラジオ 〜伝わる話し方のコツ。ゆる〜く学べます!〜
あなたの仕事が劇的に変わる!? ChatGPT使いこなし最前線
note公式イベント情報Twitter(@note_eventinfo)
コンテスト
noteでは、投稿コンテストを開き、クリエイターから創作記事を募集します。
話題のクリエイターが審査員として受賞作品を選ぶなども行っています。
お手本作品を執筆するので、より良い創作へのアイデアをもらうこともできます。
文藝春秋×note「#未来のためにできること」
2022年に引き続き、文藝春秋SDGsエッセイ大賞2023として、コンテストを開催しています。

note 創作大賞2023
出版社やテレビ局など16メディアの協力で開催されています。

noteの使い方
noteでは、会員登録をすれば、すぐに投稿記事を作成することができます。
直感的に操作できるため、普段インターネットを使っている方であれば、すぐに使いこなすことができます。
Google、Twitter、Apple、メールアドレスを利用して登録することができます。
無料で登録できるため、まずはアカウントだけでもつくってみてもよいです。
noteでまずはやっておきたいこと
noteでは、初心者クリエイターのために、やっておきたいことリストを公開しています。
詳細はYouTube動画を観ていただくとして、見出しだけ記載しておきます。
- ほかのクリエイターの記事を読む
- プロフィールを書く
- スキへのリアクションの設定
- 自分で記事を書く
【公式】noteをはじめた方向け 最初にやっておきたいこと
また、分からなことがあったときのために、次の情報源が提供されています。
- noteをまなぶ:noteの公式ヘルプページ
- noteの使い方動画:noteの公式YouTubeチャンネル
- クリエイターファイル:著名なクリエイターの紹介
- 勉強家マガジン:クリエイター向けの勉強会の開催(アーカイブも観れます)
noteやTwitterの発信力を上げる「#イベントレポート講座」
noteを活用した収益化について
noteでは、いくつかの方法で収益をあげることができます。
主に、次の5つです。
- 有料記事(もしくは有料マガジン)を販売する
- 月額会費制のサークルを運営する
- Amazonアフィリエイトを掲載する
- お仕事の依頼を受ける
- パートナーとタイアップしてメディア展開する
有料記事(もしくは有料マガジン)を販売する
noteでは、記事の一部を有料にして、販売することができます。
その際には、次のようなポイントがあります。
- 需要のあるテーマを選ぶ
- シリーズ化を意識してみる
- 内容に応じた価格を設定する
noteで有料記事を販売するときのヒント / 【公式】noteの使い方
需要のあるテーマを選ぶ
読者が求めていないテーマでは、せっかく書いた記事も読んでもらえません。
有料で販売するのであれば、読者が求めるテーマで書く必要があります。
次のような内容で書くと、読んでもらいやすいです。
- 独自のノウハウや解釈
- 専門性を活かした領域
- 一部のひとにだけ届けたい内容
海保けんたろーさんのnoteでは、「音楽活動で生計を立てるための全知識」という記事を販売しています。
ご自身の経験を上手く活用して、収益をあげている例です。
■海保けんたろーさん:音楽活動で生計を立てるための全知識
https://note.com/kaiho/n/n916a41a325e9
シリーズ化を意識してみる
有料記事を継続的に書けるかどうかもポイントです。
シリーズ化されている内容は、読者も興味を持ちます。
また、有料記事をまとめて、有料マガジンとして販売することも可能です。
内容に応じた価格を設定する
創作を楽しむためには、価格を高くしすぎないことも重要です。
価格を高くすると、内容のハードルが上がり、記事のボリュームもかなり必要になってしまいます。
逆に低くしすぎると、モチベーションが上がりません。
ほどほどのラインにしておくことが大切です。
また、すぐに購入者が現れるとは限らないので、期待値も下げておくと継続しやすいです。
月額会費制のサークルを運営する
noteでは、有料のコミュニティをつくって、読者とのコミュニケーションを楽しむこともできます。
ポイントは次の通りです。
- サークルのテーマを吟味する
- 開設前にトピックを複数用意する
- 魅力的な画像と紹介文を用意する
- 内容に応じた価格を設定する
- フォロワーや知り合いに告知する
noteでサークルを運営するときのヒント / 【公式】noteの使い方
その他
ブログで一般的におこなわれているアフィリエイトですが、noteでは、Amazonアソシエイトだけ利用することができます。
他のアフィリエイトは使用できません。
また、その他の収益方法は、運の要素もありますし、なかなかハードルが高いです。
note×SNSで発信力を高める
noteに掲載した記事をSNSで拡散することもできます。
特に、Twitterとは相性が良いです。
SNSで拡散するときのコツには次のようなものがあります。
- 「シェアするタイミング」を考える
- 投稿文にひとことを加える
- 読者に感想のシェアをお願いする
■SNSと連携して記事を多くのひとに知ってもらおう(note公式)
https://note.com/notemag/n/n8e73c7dc118c#3TjgW
noteの活用シーン
noteを上手く活用したり、他のプラットフォームと組み合わせることで、さらに効果を高めることもできます。
- noteは記事投稿をできるメディアプラットフォーム
- クリエイターとなって創作を楽しむ
- note公式の情報を活用する
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